Durango & Silverton Narrow Gauge Railroad
かつての鉱山の街Durango
コロラド州南西部、デュランゴは、かつてサンファン(San Juan)山脈で産出された金、銀の積み出し拠点として賑わった街。デンバー・アンド・リオグランデ鉄道(Denver and Rio Grande Railroad)のデュランゴ-シルバートン間の路線が開通したのは1882年のこと。精錬所も建設され、以来デュランゴは路面電車や新聞社を備える街に急成長した。しかし、1900年代を迎えると、大戦の勃発による政情不安と度重なる水害、そして疫病の流行がデュランゴの街に暗い影を落とす。鉄道は1969年に経営の継続を断念するが、西部開拓時代の面影を色濃く残す鉄道の存続を求める声は強く、1980年代にデュランゴ・シルバートンナローゲージ鉄道(D&RNGRR)として復活を果たした。
観光鉄道とはいっても、総延長45マイル(72km)もの路線延長を持ち、1900年代初頭に作られた6両もの蒸気機関車を稼動状態で保有する。冬季は路線の約半分、カスケード-シルバートン間を運休するものの、通年に渡って蒸気機関車が牽引する列車を運行するコロラド観光の目玉となっている。
軌間914mmのナローゲージとは言っても、D51と同じミカド型の軸配置を持ち、運転重量100tを超える大型の蒸気機関車であり、「彼女は二挺拳銃(Ticket to Tomahawk)」、「80日間世界一周(Around the World in 80 Days)」など数々の映画の撮影にも用いられている。
さて、今日は年に数回あるPhoto Specialの日、つまり、列車による撮影地めぐりの日である。D&RNGRRはアニマス川沿い、サンファン山脈の山腹の急峻な地形を走り、市街地周辺以外で平行する道路が無い。従って、走行写真を撮るのは困難を極める。そこで、このPhoto Specialでは乗客は列車で移動するが、風向明媚な場所で列車は止まる。乗客は降りて列車を撮影することができるのだ。
前夜祭
Photo Specialの前夜、オプショナルツアーとして、夜間の機関区公開がある。ターンテーブルを中心として扇状に広がる車庫(扇形庫)の前で、ライトアップされた機関車が幻想的に浮かび上がる。
Photo Special
アニマス川を渡るHigh Bridge
渓谷の断崖絶壁のHorseshoe Curveを往く
走行の様子はビデオもどうぞ。
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