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テハチャピ・ループ

  カリフォルニア州南部、沿岸部と東部に広がるモハベ砂漠とを隔てているのがテハチャピ(Tehachapi)山地です。

  大都市サンフランシスコとロサンゼルスを結ぶ鉄道は、1876年サザンパシピック鉄道により初めて建設されました。この鉄道を建設するに当たって最も難所とされたのが、このテハチャピの峠でした。最も標高の高いところは約3,800feet(約1,150m)、勾配を嫌う鉄道は、この峠をループによって克服しています。

  飛行機や自動車が発達したアメリカでは、鉄道は斜陽産業のイメージがありますが、実は長距離貨物輸送では鉄道がトップシェアとなっています。いわゆるマイル・トレイン、1マイル(1,600m)以上ある長大な貨物列車が広大なアメリカ国内の物流を担っているのです。現在でもテハチャピ峠は、ユニオンパシフィック鉄道(UP)とバーリントン・ノーザン・サンタフェ鉄道(BNSF)の長大な貨物列車が行きかう物流の要衝となっています。

  ループを一周してもまだ後部が見えない長大な貨物列車。ここは古くから、鉄道ファンの間で名所として知られ、現在でも世界中から多くのファンが訪れます。

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